『市民捜査官ドッキ』感想|詐欺と逆襲の先にあるスリルと安心感
ナカデミー賞ノミネートおめでとうございます!シネマート新宿で『市民捜査官ドッキ』を観ました。
『市民捜査官ドッキ』(原題:Citizen of a Kind)は、振り込め詐欺に巻き込まれたシングルマザーが詐欺集団に立ち向かう姿を描いたクライムドラマ。警察が動いてくれないから、自分達で動くおばちゃん達の映画です。
第3位:コミカルなおばちゃんたちに安心感
テーマは詐欺クライムですが、主人公を取り巻くおばちゃんたちの明るさやコミカルなやりとりが、映画全体に適度な緩さを与えていました。シリアスな展開の中でも彼女たちの存在が安心感を生み、気負わずに観ることができました。
第2位:ジェミンとの緊張感ある共闘
詐欺組織の一員ジェミンとドッキの関係には、終始緊張感が漂っていました。ジェミンが幹部たちに監視されながらも情報を提供し、ドッキと共闘する展開は、スリルがあり目が離せませんでした。
第1位:ラ・ミランの演技のギャップ
ドッキ役のラ・ミランが印象的でした。現在観ている『ジョンニョン:スター誕生』での冷静沈着な団長役とは真逆の、詐欺に引っかかるおばちゃん役。そのギャップが楽しく、映画全体の魅力を高めていました。やっぱり役者ってすごいですね。
総評
詐欺というシリアスなテーマに緊張感やコミカルさを絶妙に織り交ぜた『市民捜査官ドッキ』。ラ・ミランの演技の幅や、おばちゃんたちの存在が作品に親しみやすさを加えていました。