映画『ランサム 非公式作戦』感想|ハ・ジョンウ主演、レバノンで繰り広げられる緊迫のサバイバル劇

まずはナカデミー賞にノミネートおめでとうございます!新宿バルト9で『ランサム 非公式作戦』を観ました!全体的にめちゃくちゃ面白かったです。ハ・ジョンウが演じる外交官が、拉致された韓国人を救出するためにレバノンへ向かう物語で、最初から最後まで緊張感が続き、終始手に汗握る展開でした。

まるでサメ映画でサメが恐怖を煽るように、この映画では「レバノン」という国そのものが恐怖を感じさせる存在として描かれていました。異国の地で、何が起こるかわからないサバイバル感が伝わってきて、シチュエーションホラーのような緊張感を楽しめました。まるで脱出ゲームのように、観客としても彼らと一緒に危険な状況から抜け出す方法を考えさせられます。けど、打つ手無し!

レバノンで登場するタクシードライバー、チュ・ジフンとの出会いも見どころです。彼のユーモアと機転が、シリアスな状況に適度な軽さを加え、物語を一層盛り上げてくれました。二人のやりとりは緊迫したシーンを和らげながらも、次に何が起こるか予測できないドキドキ感がありました。レバノンは怖すぎるから、二人だと安心。詐欺師みたいな彼だけど、一緒だと心強い。

途中、ハ・ジョンウの日焼けした姿がどうしても最近のシュッとしたガーシーに見えてしまい、一度そう思ってしまうと、シリアスなシーンでもついガーシーの姿が頭に浮かび、集中するのが少し大変でした🥺

それでも、この映画の持つエンターテインメント性はそれを超えていました。緊張感溢れるストーリーと、レバノンの危険な環境を生かした演出が素晴らしく、最後まで引き込まれっぱなしでした。