

ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で『シラート』を観た。この記事はナカデミー賞用の記録であり、映画の評価ではなく、私自身の創作活動に影響を与えたい要素と、純粋に「好き」だと感じた部分を見つけるために書いている。
砂漠のレイヴにある音の装置
『シラート』は、砂漠のレイヴパーティに参加したまま行方がわからなくなった娘を捜すため、父ルイスと息子エステバンがモロッコの山岳地帯から砂漠の奥地へ車を走らせる映画である。父子はレイヴの参加者グループを追い、娘が向かったと思われる次のレイヴ会場を目指していく。
正直、この映画は私の中ではベストというべき素晴らしさであった。ただし、人に薦める様な映画でもない。が、お勧め映画の為にこれを書いているわけではないので、書く。
私はレイヴ側の人間だが、この映画は音楽と、スピーカーなのかアンプなのか、とにかく音を鳴らす装置がかっこいい。私は常々、それらはかっこいいと思っているし、ぜひとも自分の作品にも描きたいと思っていた。
そして、RAVEはカタカナだとレイヴだ。漢字だと霊舞と書く。かつて90年代のコンピューティング少林寺や、霊舞マスターズの時代からそう受け継がられておる。
娘と息子を持つ父親として見たもの
この映画は、失踪した娘を捜す父と、その父についていく息子という構成になっている。私の子ども達の構成も同じなので、どうしても父親目線で見てしまった。
その目線でこの映画を見ていたら、酷い仕打ちを受けてしまった。とにかく報われない。かなり容赦がない。
音楽とスピーカーがなければ危なかった
本当に、音楽とスピーカーがなければ、廃人となっていた可能性もある。それくらい、父親目線で受けるものは重かった。
ただ、その重さの中で、音楽とスピーカーがひたすらかっこいい。音を鳴らす装置が、ただの道具ではなく、そこにあるだけで画になる。これは自分の作品にも入れたい。
砂漠、レイヴ、音楽、スピーカー、そして霊舞。このあたりは、かなり強く残しておきたい。






