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映画『ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング』感想ベスト3:記憶に残らない映画体験とは?

Shin Naka(なかしん) 2025年5月21日 1 分の読み取り
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目次

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  • ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング
    • 第3位:総集編っぽい構成
    • 第2位:氷の下でパンイチ、生きてた!
    • 第1位:既視感だらけのクライマックス
  • まとめ
  • 著者について
    • Shin Naka(なかしん)
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ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング

ナカデミー賞にノミネートおめでとうございます。TOHOシネマズ上野で『ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング』を観ました。

気づいたら公開されていて、前作の続きだったので、『デッドレコニング』を観返してたけれど、内容をほとんど覚えていなくて驚きました。めちゃくちゃ面白いのに、だ。

毎週のように新しい映画を観ていると、感動や興奮が少しずつ薄れていくのを感じます。
映画を観るということが、どういう体験なのか、自分でもよくわからなくなってきました。どうせ忘れるからと、このサイトに感想を書き始めたのでした。

私はふだんアジア映画ばかり観ているので、こういうハリウッドの大作は、どこか他人事のように見てしまっているのかもしれません。内容が頭に入ってこないまま、ただ映像が右から左に流れていく感じがしました。もう少し毒があれば、もっと前のめりで観られたんだろうな、と思ったりもします。

1996年から続いてきたトム・クルーズの代表作。第1作から約30年、今作で8作目です。
『デッドレコニング』とセットになった2部作で、今作はその完結編。イーサン・ハントの過去にも少し触れながら、世界の命運を握るカギをめぐって、いつものように走って、飛んで、命がけで戦います。

おなじみのメンバーも続投。ベンジーにルーサー、そして新キャラのグレースやガブリエルなど、キャストの顔ぶれは豪華そのもの。監督はクリストファー・マッカリー。シリーズ後半の常連です。

では、印象に残ったポイントをランキングで振り返ります。

第3位:総集編っぽい構成

過去作の映像が差し込まれたり、「これまでのイーサン・ハント」的な演出が多かった。たしかにシリーズの完結編として振り返りを入れたくなる気持ちはわかる。でも、それならその過去作を観ればいいと思う派です。わざわざ今作に差し込む必要があるのかと感じた。思い出にすがるような見せ方は、今作自体の力を削いでしまうように思えて、ちょっと冷めてしまった。あの時のあの人が出てきたんだけど、知らんがなってなった。

イカゲームシーズン2にイカゲームシーズン1のあの人が出てきたときは、ぐっときたので、多分自分はこの映画に乗れてないのでしょう。

第2位:氷の下でパンイチ、生きてた!

深い水の中、氷の下をパンイチで泳いで、無事に生還するイーサン。最初は「すごいね」と思ったけれど、すぐに「いや、さすがに無理だろ」と我に返ってしまった。昔はこういうシーンも素直に楽しめていた気がします。

でも今は、都合が良すぎると冷めてしまう。年齢のせいか、見方が変わったのか、自分でもよくわかりません。前作のイーサンが列車にパラシュートで突入してくる都合の良いシーンは、何故か許せたし、好きでした。なので、そもそもこの映画が私の好みじゃなんでしょうね。

でも、あのパンイチのトム・クルーズの姿だけは、なぜかずっと記憶に残る気がしています。映像として強すぎる。忘れようとしても、多分無理。

第1位:既視感だらけのクライマックス

今回も、クライマックスはトム・クルーズ本人による体当たりの空中スタント。小型プロペラ機にしがみついて、空を飛ぶ。たしかにすごい。でも、「またか」と思ってしまった。どこかで見たような構図、展開、カメラワーク。

全身で挑んでいることはわかる。でも、映像としてはもう新鮮さがなく、既視感だらけで、驚きよりも先に冷静な目で観てしまった。限界を超えるスタントを続けてきたからこそ、その“限界を超えた先”に、もう観たことのある景色しかないのだとしたら、それはそれで少し切ない。チームのメンバーが方々に去っていく感じは、『必殺仕事人』だったな。

まとめ

前作『デッドレコニング』があまりにも面白かったので、今回はその反動もあったのかもしれません。体は張っている。でも心に残るかというと、正直、そうではなかった。記憶の中でどんどん埋もれていくタイプの映画体験でした。あと、三時間は長かった。

もうちょっと書くと、正直面白かったんです。が、でも自分は別に「面白い映画」が観たいわけじゃない。「映画を観る目的」は、娯楽ではなく、刺激を受けること/糧になること。「面白いかどうか」は副次的で、“自分の創作に食い込んでくるか”がすべてなんですよね。自分に影響を与えてくれる映画が観たいのです。「この作品なら影響を受けてやってもいい」というような映画が観たいのです。

ものを作るとき、「ああいう風にやってみたい」と思えるような何かがある映画。そういう作品には自然と前のめりになるし、観終わったあとも頭の中で反芻する。そういう映画を選定するのが、このナカデミー賞なのです。ただの映画感想ブログではないのであしからず。

でも、それがなければ、どんなに映像や構成が優れていても、自分には“ただ流れていった映画”になります。監督がジョン・ウーだったら、全部受け止めるんだけどな!

評価:★★★☆☆:ふつう

著者について

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Shin Naka(なかしん)

Administrator

FUTON RECORDS Founder / CEO。東京を拠点に、旅の記録〈Walk Asia〉、制作の記録〈Shin Naka’s Dev Log〉、観た映画の私的アワード〈THE NAKADEMY AWARDS〉を書いています。音楽活動は TIGER ON BEAT 名義で行っています。

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