映画『ソウルの春』感想:独裁者役のファン・ジョンミンが魅せる

ソウルの春

ヒューマントラストシネマ渋谷で『ソウルの春』を観ました。

『ソウルの春』は、1979年の韓国大統領暗殺事件とその後のクーデターを描いた映画です。この作品は、実際の事件を基にフィクションを交えて描かれており、韓国民主主義の存亡を揺るがした「12・12」の粛軍クーデター、軍事反乱をテーマにしています

主演のファン・ジョンミンとチョン・ウソンの演技は素晴らしく、特にファン・ジョンミンの独裁者役はノリノリで圧巻で引き込まれました。映画全体のトーンはシリアスですが、ユーモアもあり、政治的な風刺も効いていて、韓国の歴史や政治に対する鋭い視点が感じられます。

結構たくさんのおじさんたちが登場するのですが、どれも韓国映画の刑事役なので見たことのある面々だったのでニンマリさせられました。

映像もすごくリアルで、1970年代のソウルの雰囲気が見事に再現されてましたね、車とか。音楽も物語の緊張感を高めていて、観ている間ずっと引き込まれました。

まとめ

『ソウルの春』は、歴史や政治に興味がある人だけでなく、緊迫感のあるドラマを楽しみたい人にもおすすめです。主演俳優たちの素晴らしい演技と、巧みなストーリーテリングが融合したこの映画は、観る価値があります。