『娼生』感想ベスト3:警官の執着とリアルな社会問題

映画『娼生』を新宿シネマートで観てきました。社会問題をテーマにした深刻なドラマですが、いくつか気になる点もありました。以下、印象に残ったポイントをランキング形式でまとめます。

第3位:騙されて売られてしまうのは怖い

フォンが夢を追って台北に出てきたものの、結局騙されて日本に売られてしまうシーンや、同郷の若い子も騙されて売られて、檻に入れられてたのが非常に恐ろしいと感じました。警察も、檻の中の少女を見つけた時点でオーナーを即逮捕しろよ。刺されることもなかったろうに。

第2位:弟が年の離れた姉を見つけるも、顔で判別できないのがリアル

ユーミンが長年探していた姉を再会するシーンで、顔だけを見てもすぐには姉だと判別できないというリアルさに心打たれました。名簿をみて確信するなど。歳月の流れと、時間の重さを感じる瞬間でした。

第1位:ユーミンの上司である警官がフォンに通い詰めすぎだろw

ユーミンの上司である警官が、15年間もフォンに通い詰めるという設定が少し過剰に感じました。物語に必要な要素だとしても、あまりにも執着しすぎていて、リアリティが薄れた部分でした。ちょっと笑ってしまいました。べつにリアリティを求めてないんだけどね。

全体的に、自分の創作にあまり影響を与えないような作品でした。社会的なテーマに対する意義は感じましたが、個人的には感情的に深く響く部分は少なかったです。

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