自分が観たい映画が観たい

ども、Shin Naka(なかしん)です。

映画を選ぶとき、私にはちょっとした“本能”が働きます。自分の好きそうなものを、自分に食べさせてあげたい。その感覚でずっとやってきました。

流行っているとか、話題になっているとか、ラジオで誰かが薦めていたから——そういう理由では動かない。
私はただ、自分が観たい映画が観たい。
それだけです。


嗅覚で選ぶ映画

長く生きていると、自然と“嗅覚”が育ちます。
これまで通ってきた映画感、バイオレンス感、アクション感。
そしてもうひとつ、私には“アジア感”があります。
湿った夜の街、汗ばんだTシャツ、看板の光とバイクの排気。
あの独特の温度と匂いに包まれた映画に、無意識に惹かれる。
それが私の血の部分なのかもしれません。


ファッションのように選ぶ

映画を選ぶのは、ファッションを選ぶのと似ている気がします。
自分の着ない服があるように、観ない映画もある。
誰かの流行ではなく、自分の肌に合うものを選びたい。
心がざらつくような映画も、汗ばむような映画も、
その“ざらつき”や“湿度”ごと自分らしさなのだと思う。


自分が観たい映画が観たい。
それは、結局のところ、自分をちゃんと生きようとする行為なのです。