『ミッキー17』感想ベスト3:ポン・ジュノ監督のSF映画

はじめに

ナカデミー賞にノミネートおめでとうございます!今日は新宿ピカデリーで映画『ミッキー17』を観ました。ポン・ジュノ監督がロバート・パティンソン主演で描いたSF映画で、ブラックユーモアと緊張感が絶妙に組み合わさっています。ポン・ジュノ映画はテンポが良く、観ていて飽きることなく引き込まれました。

映画の主人公ミッキーは、「エクスペンダブルズ」と呼ばれる職業に従事し、命を使い捨てにしながら危険な任務を繰り返します。彼は何度も死んで生き返るという過酷な状況に置かれ、ある日、死んでいない前任者がいるのに自分の複製が作られるという事態に直面します。

第3位:音楽が韓国映画っぽい

映画の音楽は、ポン・ジュノ監督らしさがしっかり出ていました。特にピアノの調べが印象的で、どこか韓国映画らしい雰囲気を感じさせました。『パラサイト』と同じく、音楽が感情を引き立て、シーンごとの緊張感を一層高めていました。

第2位:ディストピア的な世界観と不味そうな食べ物

映画には、ディストピア的な要素として、不味そうな食べ物が登場します。これが格差社会を象徴するものとして、貧困層に与えられる無機質で不気味な食べ物を強調しています。『スノーピアサー』でも同様に、貧しい人々に与えられる食べ物が不味く、硬くて不快な見た目をしているシーンがあり、社会の不平等を象徴する重要なアイテムとなっていました。

第1位:クリーチャーの造形がポン・ジュノらしい

登場するクリーチャーの造形は、虫っぽさとゾウっぽさが融合していて、ポン・ジュノらしい不気味で独特なビジュアルでした。『グエムル』や『オクジャ』を感じさせるような、異形の存在への独特なアプローチが印象的でした。

まとめ

『ミッキー17』は、ポン・ジュノ監督らしいユニークなSF映画でした。クリーチャーのデザインや音楽、ディストピア的な世界観が見事に融合し、全体的にポン・ジュノらしい世界が広がっていました。主人公が繰り返し死んで生き返るという設定が、まるでゲームのようで非常に面白く感じました。私もなかしんらしいゲームを作りたいです。

あの人にシェアしたら喜ばれるかも!